この記事は2025年1月25日に作成しました。


LINE、X、Instagram、TikTok…


新しいものから昔からのものまでSNSは様々なものがありますよね。


それらは常に新しい情報が更新されているため無限に時間を使え、そしてふと気付いたらアプリを開いていることもあると思います。


しかしそのSNS自体が自分のメンタルに悪影響を与えているかもしれないと自覚したことはあるでしょうか。


生活を送る上で欠かせなくなったSNSという情報媒体が、実は自分のメンタルに悪影響を与えているということもあります。


そこでこの記事では、各種SNSの中で何が一番メンタルに悪影響を与える可能性が高いかについてまとめたいと思います。


そして実際にどうすればSNSを止める習慣がつけられるかについても具体的な方法をお伝えします。


「わかっているけど止められない」という方は、ぜひご覧いただきSNSを止める習慣を身につけていただけたらと思います。


障害者にとって最も危険なSNSとは

2025年現在、闇バイトで金銭的な被害や闇バイトに関わったが故に刑事事件になったニュースも報道されています。


それらはSNSを通じて闇バイトに誘導されることが多いため危険ですが、今回の記事では事件への誘導等ではなくSNSの使用による健康被害という点でまとめます。


2025年1月に日本における利用者数ランキングがhottolinkに公開されていました。

日本の主要SNSランキング

1位:LINE 9,700万人

2位:YouTube 7,120万人

3位:X(旧Twitter) 6,700万人

4位:Instagram 6,600万人(公式発表では3,300万人)

5位:TikTok 2,700万人

6位:Facebook 2,600万人

7位:Pinterest 870万人

8位:BeReal 450万人

hottolink:2025年|日本・世界のSNSの利用者数ランキングまとめ!SNS別のマーケティング成功事例も解説より引用
https://www.hottolink.co.jp/column/20250106_114872/

日本においてはLINE、Youtube、X、Instagramが主要なSNSだと上の結果で言えると思います。


これらのSNSの中で健康被害を受ける可能性が高いものを、2021年に東京都健康長寿医療センター研究所が住民調査によって研究・発表しました。


この調査に関しては以下のような内容で実施されました。

SNSの利用とこころの健康は関連するか?

◯東京都内在住の無作為抽出した2万1,300名を対象

◯LINE、Facebook、Twitter(現X)、Instagramの使用頻度と精神的な健康状態の関連を調査

◯精神的な健康状態としてWHO-5という質問票を使用

WHO-5というものは精神的な健康度合いについて簡易的に5段階で回答するもののようです。


以下がWHO-5の質問用紙になります。

この簡易な質問なら答えやすいですよね。


そして2万1,300人のうち、8,576名から有効な回答があり、以下のような結果(一部抜粋)となりました。

◯若年者ではInstagramの定期閲覧、中年者ではFacebook定期発信、高齢者ではLINE定期利用(発信と閲覧の両者)が精神健康状態が良好

◯若年者ではInstagramを定期閲覧、中年者ではLINEを定期発信している者ほど悩み・抑うつ傾向が低い関係が認められた

◯若年者と中年者ではTwitter定期利用者(発信と閲覧の両者)ほど悩み・抑うつ傾向が強くなる関係が示された

◯中年者のTwitter定期利用者(発信と閲覧の両者)および高齢者でTwitterを定期発信している者では孤立感を有している割合が高くなる傾向が認められた

結果、Twitter(現X)の定期利用者は悩みや抑うつ傾向が強くなり、さらに孤立感を有している割合が高いということになりました。


つまり東京都の調査では、Xの利用者は精神的な健康状態が低い傾向にあるということです。


Xの利用 = 精神的な健康状態が悪くなるとは言えませんが、健康状態が低い状態のユーザーが多い可能性はありますね。


ではなぜXを中心にSNSでは精神的な健康への影響が出るのかを考察してみましょう。


SNSが精神的な健康に悪影響を与える原因を考察

一口にSNSと言っても、使うものによって特徴がありますよね。


前述したXには以下のような特徴があります。

Xの特徴

◯匿名性が高い

◯フォロー・フォロワーの繋がりが薄く関係性が希薄

◯ネガティブな発言や攻撃的な発言が多い

◯拡散性が高いため、不適切な発信をすると第三者からの攻撃的な反応がある危険性がある

上記のような特徴があると筆者は考えています。


もちろんXのポストによってポジティブになることも多々ありますが、関係性が希薄ですぐポストしやすいが故に愚痴のような発言も多々ありますよね。


人はネガティブな言動を向けられると、嫌な気持ちや辛い気持ちになりますよね。


そのためXを使用していることで、ネガティブなメンタルを抱きやすいのではと筆者は思っています。


そして障害者の方々においては、ネガティブな発言に過敏ということは多々あると就労支援員として働く中で感じていました。


こちらは他意がなくお伝えした言葉を曲解して捉えるというのは、筆者の偏見かもしれませんがよくあります。


さらに前述した調査で、Xを利用している人は「孤立感」を感じる割合が高くなるという結果もありました。


以前まとめた記事で、まさに孤立(孤独)感を感じる人の危険なサインということでまとめたことがあるため、ぜひこちらもご覧ください。

ちなみに、他のSNSの特徴についても簡単にまとめておきたいと思います。

LINEの特徴

◯基本的にやり取りする相手は顔見知り

◯ある程度の関係性がある人との連絡ツールのため、発信する内容はマイルド

◯顔見知りとのやり取りなので、繋がりを感じやすい

facebookの特徴

◯実名登録制で信頼性はある程度高い

◯身近な人や関わったことのある人とのやり取りができる

◯自分の情報の公開範囲が設定できるため、不審な人からの情報をカットできる

Instagramの特徴

◯匿名性が高い

◯発信は画像や動画と一緒に行う必要があるため発信のハードルはXよりも高い

◯良くも悪くも視覚情報が多い

ちなみに、今回は日本におけるSNSの精神的な健康状態の調査についてまとめましたが、イギリスでの調査も過去に行われました。


その時に最も精神的に健康状態が低くなったSNSはInstagramだったようです。


理由として、Instagramは「映える」画像を投稿するユーザーが多いため、自分の状況と比較してしまうとのことでした。


つまり「〇〇さんはあんなに充実した生活をしているのに私は…」と自分の状況と比べることがあるようです。


そのために精神的な健康を害してしまうとのことです。


SNSに限らず、人は色々なものから影響を受けて生活しています。


ネガティブな情報を完全に断つことはできないですが、ネガティブな情報を受ける可能性を減らすために対策しましょう。


SNSを制限する具体的な方法

SNSからネガティブな情報を見ないようにするには、もちろんそのアカウントを削除するのが一番です。


しかしSNSは楽しく使うこともできるし、今まで関わってきた人たちとの繋がりもあります。


そのためできる対策としては、「SNSを使用する時間を制限する」です。


今回はiPhoneでのアプリの使用時間の制限についてお伝えしますが、Androidでも使用制限ができるアプリなどもあるようです。

Androidでアプリを使用制限するアプリ

AppDetox

FocusON

ぜひお使いのスマホに合わせて設定してみてくださいね。


iPhoneではアプリの使用制限については、専用のアプリなどを使わずに使用制限することができます。


以下が手順になるため確認してみてください。

STEP1
iPhoneの「設定」を開く
STEP2
「スクリーンタイム」を選択
STEP3
「アプリの使用時間の制限」を選択
STEP4
「制限を追加」の選択
STEP5
制限したいアプリを選択
STEP6
「1日あたりの時間」や「曜日」を指定し、追加で制限設定完了

これでアプリの過度な使用を制限できます。


SNSだけでなく、ゲームについても制限できるので「ついやってしまう」という方はぜひ設定してみてください。


まとめ


今回は障害者の方々にとって精神健康上良くないSNSについてまとめました。


前述しましたが、筆者は就労支援員として現場に立っていましたが、その中で意図しない発言の受け取られ方をしたことは多々あります。


「それは辛かったですね、頑張ったんですね」と伝えると「〇〇さんにそんなこと言われる筋合いはない」といったやり取りですね。


もちろんネガティブな感情をいただいている中で、気持ちに余裕がなかったりすると誰しもが優しい言葉をかけられても受け止められないことはあります。


障害者の方は相手の発言を余裕を持って受け止める人は少ない傾向はあると筆者は考えています。


SNSは一般的な情報を入手する時や、自分の身近にどんなイベントがあるか、知人の嬉しい報告など、使い方によって有用なツールです。


しかしネガティブな情報が多いものや、使用するユーザーによっては精神健康上支障をきたすこともあります。


ぜひ使いすぎているな、という方は使わない時間を意図的に作って、心や頭を休めるようにしましょう。


道具は使い方によって利にもなるし害にもなる