この記事は2025年2月11日に作成しました。


プロとして障害者の方々に接する就労支援員でも、利用者とのふとした言動ややり取りで傷つくことはあるかと思います。


自分が他意なく話した内容が曲解して伝わったり、挨拶をしたのに返ってこなかったり…そんなことは日常茶飯事かもしれません。


しょうがないと思いつつ、どうしても心の中でモヤモヤは溜まっていきますよね。


今回の記事では筆者が就労支援の現場にいた時によくやっていた気持ちの切り替え方についてまとめます。


趣味など仕事に関係ないことに没頭したり時間が過ぎて解決するという人もいるかもしれません。


しかしちょっと辛い時に問題解決をするために向き合うことで就労支援員としても経験値が上がると筆者は思っています。


利用者への対応について悩んでいるという方にぜひご覧いただけたらと思います。


気持ちの切り替え方1 他スタッフへの相談

そんなの当たり前と思うかもしれませんが、案外周りのスタッフに相談できていないという就労支援員も多いものです。


利用者からネガティブな印象を持たれていると相談することが恥ずかしい、と筆者は感じて相談できなかったことがあります。


だから一人でストレスを溜め込み、その利用者にどうやって対応していいか分からず、自分自身がその人に対して苦手意識を持っていました。


しかしその段階までいくと、もう就労支援員としてその利用者に接することは難しいですよね。


そうなる前に周りのスタッフに相談することを強くオススメします。


どう周りのスタッフに相談すればいいか悩んでしまうという人は、以下をご参照ください。

周りのスタッフに相談する時のポイント
  • 対象の利用者との間にあったことを主観を交えずに話す
    「あの時にその人が怒って見えたので」など、主観的に見えたことや感じたことは置いておく
  • 自分だけでなく周りのスタッフも交えた対応方法を話してみる
    他スタッフもいる場で面談を行うなど

相談する時は客観的な情報を伝え、自分だけでなく周りのスタッフと一丸になってできることを模索していきましょう。


結果として、そうやって対応してみたことが別のケースで役立つことがありますし、利用者にとってもより良い支援の提供につながるかもしれません。


何より一人で悩んで解決しないことが、人に話すことで気持ちが楽になるというのはよくありますよね。


気持ちの切り替え方2 外部講習や就労支援に関する書籍を読む

利用者への対応で悩んでいる時に、外部講習や書籍から刺激を受けるというのもとても有効だったと筆者は感じています。


特に自分の所属する施設ではなく他の施設で勤める就労支援員と話すことは、「そんな支援方法もあるんだ」と新しい発見もあります。


何より、利用者のために真摯に向き合っているスタッフと話すことで「自分も頑張ろう」という前向きな気持ちになれます。


しかし外部講習なんて都合よく開催されないと思うので、e-ラーニングや書籍を筆者はオススメします。


無料で受講できるe-ラーニングは以下のようなものがあります。

他にも、就労支援にまつわる書籍を読んでみるのもオススメです。


筆者は就労支援に携わる際に、「精神障害のある人の就労定着支援: 当事者の希望からうまれた技法」という書籍を読みました。

この書籍は就労支援員向けの書籍ですが、制度などに加えて利用者に対して紆余曲折あったことが書かれています。


支援するにあたり、その根底にあるのは「利用者のために」という気持ちということがわかる一冊でした。


5年ほど前に購入しましたが、今でも筆者は時折この本を読み返すことがあるほど就労支援員にとっては良い本だと思っています。


気持ちの切り替え方3 初心を思い出す

就労支援に携わることを志したのは、人によって理由は様々あると思います。


自分の子供が障害を持っていた、周りに障害者の人がいた、福祉に興味があったから。


仕事にすると決めた理由は、就労支援の仕事に飛び込むという行動をする大きな源泉だったはずです。


ちなみに筆者が就労支援に携わるきっかけは以下のような形でした。

筆者が過去に付き合っていた人は障害を持っていました。


その人が障害が原因で当時勤めていた会社を退職することとなり、その時に障害者の就労支援の存在を知りました。


その後、働けない自分に対してネガティブな発言や体調が悪化し、筆者もつられて段々と塞ぎ込んでいくことに。


結局、その人とは別れてしまったものの、もっと自分にできることがあったのではと思い障害者の就労支援に携わっていくこととなった。

簡単にまとめると上記のようなきっかけがありました。


就労支援の仕事を続けていく中で精神的に辛いこと何度もありましたが、このきっかけを思い出すことで踏みとどまることは何度もありました。


あの時、もっと頑張っていたなら後悔は少なかったかもしれない。


そんな就労支援に飛び込む時のきっかけは、今でも頑張れる原動力になってくれます。


もちろん人それぞれが就労支援に飛び込むきっかけは別々なはずですが、「もう一度頑張ってみよう」と思えることはあるんじゃないでしょうか。


ぜひ利用者への対応に困って悩んでいる方は、一度初心に戻って気持ちを切り替えることをオススメします。


まとめ


今回は利用者への対応で困っている就労支援員の方への気持ちの切り替え方についてまとめました。


利用者に対応していると、なんでこんな理不尽な目に遭うのかと思うこともあるかもしれません。


「普通に考えたらありえないでしょ」と思うことだってあるかもしれません。


それでも障害者の就労支援は、少しでも相手が心を開いてくれたり良い方向に向かっていると感じることができるやりがいのある仕事です。


大変だと思うことは多々あると思いますが、ぜひ無理のない範囲で支援を続けていただけたら筆者は嬉しく思います。


自分なりに気持ちを切り替えることができる方法を探そう